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これまでのGOROとこれからのGORO αUクリエイターズプロファイル #1

αU クリエイターズ プロファイルとは、αUが推すクリエイターを紹介する、X(旧Twitter)の音声ライブ『Live on X(旧スペース)』連動型の企画です。

 

謎に包まれたアーティストGORO氏。そのGORO氏をよく知る、NFTコミュニティの主たる面々をお招きして「GOROとは何か」、アーティストの考えを探究する全3回の連載です。

 

■記事公開予定

第1回 2/9公開   GOROの全て〜アーティストとしてのGOROとGOROコミュニティ〜
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第2回 2/19公開 私とGOROの出会い 神か?GOROか?

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第3回 2/27公開 これまでのGORO作品と今回の新作

※本記事は2023年2月15日のLive on Xをもとに編集しています。

 

□インタビューアー:ヒオキン氏(Xアカウント:@hioking2010

「くだらない事にこそ価値がある。」をモットーに、独特の世界観とアートを武器に活動するクリエイティブコミュニティ、カバードピープルの創始者。

 

□インタビュイー:osakana氏(Xアカウント:@osakana_crypto

元アーティスト。GOROコミュニティモデレーター。美術とブロックチェーンの観点からアーティストとしてのGORO氏を伝える。


第3回:これまでのGORO作品と今回の新作

GOROさんの新作「ゴロぺぺカードデラックス〜天空の億り人たち〜」がαUで発売という事で、過去の作品と今回の新作について解説をいただきます。

 

●GOROさんの代表作『CryptoGoros』といえば?


- CryptoGorosの作品特徴

CryptoGorosは、毎日1点GOROさんが手書きで作るNFTコレクションです。

作品は2,000日間作り続けられるもので、その日世の中で起きた出来事やクリプト(ブロックチェーンの世界)で起きた事を反映させた、自画像のNFTアートです。

ゴロリアンには「クリゴロ」と呼ばれ親しまれており、発行数はもうすぐ1,000枚にのぼり、壮大な世界の記録になっているとも言えます。

また、「クリゴロ」は持っていると天国に行けるユーティリティがついています。

 

●全員犯罪者の『MiniGoros』!?


- MiniGorosの作品特徴

MiniGorosは、10,000点のジェネラティブコレクション( *1)です。

GOROさんが初めて作ったジェネラティブNFTで、GOROワールドに住んでいる人が描かれています。ちなみに全員犯罪者という設定だそうです(笑)。

MiniGorosは初期に無料で配られていたこともあり、とても流動性が高い(取引量が多い)コレクションです。価格も一番安いもので1,000円程度と、全コレクションの中でも購入しやすい作品です。 

( *1) プログラムにより大量に自動生成されたNFT。顔、服、背景などパーツ毎に分かれたアイテムを、プログラムで組み合わせて作られる。

 

●GORO史上最高傑作『SolGoros』!?


- SolGorosの作品特徴

日本国内で成功している、ソラナチェーン上のジェネラティブNFTの一つです。

油絵画家であるGOROさんが、その色彩知識を活かして制作した作品で、GORO作品史上最高傑作の一つと本人も言っています。作品の文脈は読み取り切れない所もあるのですが、単純にとてもカッコイイです。 

また、当時GOROさんが英語資料を読み漁って作った、NFTの発行までの苦労話も尽きない特別なコレクションです。1点 約920,000円相当で売れた実績もあります。

 

●長生きしないと見られない『NeverNeverNfts 』!?


- NeverNeverNftsの作品特徴

リビール(NFTの絵柄を明らかにすること)の仕組みを活かし、通常は1週間など短期間に設定されるリビールの期日を、2056年5月6日に設定した作品です。

通常リビールされるまでは画像を見ることは出来ませんが、この作品ではNFTの裏側の仕組みを上手く活用し、リビール前でも画像を覗き見れる面白さがあります。

 

これこそNFTならではの表現で、中身もカッコイイアート作品です。ちなみに、GOROさんが突然画像を差し替える事もあり、すでに3回変わっています。NFTの仕組みを理解しているGOROさんだからできるすごい作品です。

本作品はゴロリアン達にとってはタイムカプセル要素もあり、2056年にみんなで集まることを楽しみにしています。

 

●パフォーマンスアートのBBZC!?


- Bored Buddhist Zen Clubの特徴

描かれているものは、正直わからない所もありますが、数字の羅列が書かれた作品です。重要なのは「パフォーマンスアートである」という事です。

NFTを1枚バーン(削除)すると、GOROさんが庭に1cmの穴を掘るユーティリティが付いています。ビットコインのようなブロックチェーンはPoW(プルーフ・オブ・ワーク)という仕組みで動いており、PCを働かせて~~電力~~計算能力を提供するマイニングという行為をすることでビットコインを得ることができる仕組みです。この作品ではその逆で、すでに得ているもの(NFT)をバーン(削除)することで作者が庭に穴を掘る≒ マイニングというPoWの逆回転を行うパフォーマンスアートです。

掘った土は、GORO缶としてオフラインのイベントなどで「開けてはいけない缶」として販売されています。この部分も20世紀の美術家ピエロ・マンゾーニの『芸術家の糞』を引用しています。

 

●クリプトの過去に対するリスペクト!『OrdinalGoros 』とは?


- OrdinalGorosの特徴

ビットコインNFTで、初期参入している作品です。2017年にCounterparty(*2) が始まった時にクリプトの世界で流行ったぺぺ(緑のカエル)を多用し、テーマカラーのオレンジでビットコインを表すなど、これまでのクリプトの文脈を踏まえた作品でもあります。
(*2)ビットコインブロックチェーン上に構築された、Peer to Peerの金融プラットフォームおよび分散型オープンソースプロトコルのこと。

出品されている数も少ない作品です。ビットコインNFTは発行時に世界共通の通し番号がつきますが、中でも通し番号6万台は最初期となり、希少価値の高い貴重な作品です。

 

●「人生は短いよ」『Uchida Punks 』に込めた想いとは?


- Uchida Punksの特徴

今までのGORO作品と違い、自画像ではなく、大学同級生Uchida君をモデルにしています。
絵とコメントで構成される作品ですが、作中にある「人生は短いよ」は、後に亡くなるUchida君を偲ぶ意味になり、今では重要なメッセージとなっています。

作品制作にはリカージョン(*3)を取り入れ、高画質のビットコイン・オーディナルズ作品となっています。

(*3) 高画質画像を安いトランザクション手数料で発行できること

 

●新作『ゴロぺぺカードデラックス』とは?


- 『ゴロぺぺカードデラックス~天空の億り人たち〜』の特徴

この作品の多くはゴロリアンから写真や画像を募集して、それを切り張りして作られています。
web3のアーティストの周りには、自然とコミュニティができるという特徴があります。

そして、GOROさんはその特徴を作品づくりに活かしているのが、すごく面白いなと思います。

言うまでもなく、この作品はコミュニティがなければ作り出せないものであること。
そして、その作品ひとつずつにGOROさんと、GOROコミュニティが歩んできた道を汲んで、クリプトの世界をどう過ごしてきたのかを表現できている、web3とコミュニティを文脈に取り入れたコレクションだと思います。

 

- アートワークの特徴はなんですか?

56点のカード型の作品ですが、そのすべてにストーリーがあります。

例えば、46番はGOROさんの作品がニューヨークで展示された時に、作者名が「GOEO ISHIHATA」と間違って表記されたことによってできた作品です。
たぶん、担当者が本来「R」と打つところを隣の「E」を間違えてタイピングしてしまったんだと思います(笑)。

7番と8番は海外コレクターさんに、「この画像を使って作って欲しい」とオーダーされてできた作品になります。4番はAIを用いた作品で、GOROBOTという二次創作作品を取り入れています。

 

時間が許せば、全ての作品を説明することができるのも面白いところです。

 

●osakanaさんの考えるGOROさんの今後は?

GOROさんは、そろそろ本格的に現代美術の世界に入っていくタイミングだと思います。web3で獲得した知名度が、現代美術界や一般に届いてくると思っています。これからはGOROさんの作品が、クリプトやNFTの枠から飛び出し、もっと『美術』になっていくと思います。

 

●最後に伝えておきたいことは?

毎週金曜日22時からXのLive on spaceで『GOROラジオ』を聞いていただけたら嬉しいです。

クリプトの最新ニュースや、毎日作られるCryptoGorosの解説を10作品ずつ紹介しています。

GOROさんは作品の解説をしないので、ラジオを通じて知ることで、作品を読む面白さを感じてもらえると思います。

他にも、GOROさんのXアカウントプロフィールからコミュニティに参加して、GOROさんのことをもっと知ってもらえたらいいなと思います。

●おまけ(販売開始56秒)

 ヒオキン:いよいよ販売開始時間ですね(ドキドキ)。実は裏でαU walletを立ち上げて、スタンバイしていたんですよ。

osakana:あ、やばい、クレカ登録するの忘れていた(焦

ヒオキン:それは致命的(笑

20:00 販売開始

・・・

・・・・

・・・・・

ヒオキン:あ、あれ?売り切れてる?

osakana: え、え、うそ?

ヒオキン:いや、ちょっと待って。

     いや・・いや・・・・・・・・。売り切れてますね。はい

oasakana:・・・・・。

ヒオキン:osakanaさん全3回にわたり、出演いただき、ありがとうございました!

osakana/ヒオキン:SELL BTC,BUY GORO!POWPOWPOWPOWPOWPOW

ありがとうございましたっ!

■日本のNFTアート界で異彩を放つGOROがαUにやってくる

NFTマーケットプレイス「αU market」において、GORO氏とのコラボNFTを2024年2月15日(木)、2月16日(金)の2回に分け販売しました。(両日即完売御礼)

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