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私とGOROの出会い 神か?GOROか? αUクリエイターズプロファイル #1


αU クリエイターズ プロファイルとは、αUが推すクリエイターを紹介する、X(旧Twitter)の音声ライブ『Live on X(旧スペース)』連動型の企画です。

謎に包まれたアーティストGORO氏。

そのGORO氏をよく知る、NFTコミュニティの主たる面々をお招きして「GOROとは何か」、アーティストの考えを探究する全3回の連載です。

■記事公開予定

第1回 2/9公開   GOROの全て〜アーティストとしてのGOROとGOROコミュニティ〜
▶詳細はこちら

第2回 2/19公開 私とGOROの出会い 神か?GOROか?

第3回 2/23公開 これまでのGORO作品と今回の新作

※本記事は2023年2月9日のLive on Xをもとに編集しています。



□インタビューアー:ヒオキン氏(Xアカウント:@hioking2010

「くだらない事にこそ価値がある。」をモットーに、独特の世界観とアートを武器に活動するクリエイティブコミュニティ、カバードピープルの創始者。


□インタビュイー:osakana氏(Xアカウント:@osakana_crypto

元アーティスト。GOROコミュニティモデレーター。美術とブロックチェーンの観点からアーティストとしてのGORO氏を伝える。


第2回:私とGOROの出会い 神か?GOROか?

前回はGOROの全体像について伺いましたが、今回はGOROコミュニティメンバー3名がGOROの世界に惹き込まれた理由を、それぞれの体験談を交えて伺いました。

●GOROコミュニティとはどんなコミュニティなのか?

僕は実社会が求める規範や、あるべき姿のようなものに対し、多少なりとも不満を抱いています。

しかし、GOROコミュニティにはそういう規範やしがらみがありません。例えば、Discord(*1)のrulesには「I hate rules」と書いてあるだけです。

「完全な自由な世界」というところが、僕にとっての「理想の世界」のひとつだと感じています。

この「自由な世界」において、メンバーや自分が楽しむため、面白いことをするために、実社会の技術やパワーを用いている側面があります。

これは、他のコミュニティでも、共通して見えますが、web3では、実社会に対する反発や、現実では出来ないことを、創り楽しんでいるように思います。

(*1) 特定のメンバーがコミュニケーションを取れるチャットベースのサービス

●GOROに惹き込まれたきっかけは?

きっかけは、2022年2月にある人のGOROさんの紹介に関するXポスト(当時のTwitter)でした。

それから、GOROさんのnoteと作品を見て、本気で美術をやっているなと感じました。

当時GOROさんのXや作品を見るだけだと、破天荒でクレイジーなイメージでしたが、noteを読むと実際はすごく常識があって、ちゃんとしている人だということがわかり、惹き込まれていきました。

●GORO作品の魅力はどこにあるのか?

GORO作品がユニークな点は、美術とブロックチェーン(クリプト)の組み合わせです。

僕は2018年1月にクリプト界隈に参加しましたが、クリプトの魅力としてわかりやすいのがビットコインの存在でした。
ビットコインには、管理者がおらず、参加者がお互いにネットワークの堅牢性を担保できることが本当にすごいことなのです。

ここに魅力を感じるのも、やはり実社会への反発心のあらわれだと思います。



●初めてコミュニティに参加した時に印象的だったことは?

初めてDiscordへ入った時は、GOROさんは「POW」ばかり言っていて、noteや作品のアート性とのギャップにやられましたね(笑)。

GOROさんは当時、CryptoGorosのNFT発行をDiscord上でお知らせしていたのですが、そのやり方が少し特殊で(笑)。

GOROさんやメンバーのみんなが「POWPOW」言っているタイムラインの中に、突然新作のNFTリリース情報が流れるというやり方でした。

これが、毎日何時にリリースされるのかわからない予測不可能なところが、初めて参加した時にものすごく楽しかったことを覚えています。


他にも、XでGOROさんの食事ポストが流れてくるんですが、ラーメンの上に生のピーマンが乗っているだけのポストだったりして(笑)。それを見て僕は、「生きているな」と何か生命力のようなものを感じ、よりGOROに惹き込まれていきました。

●なぜ参加者から運営メンバーになったのですか?

GOROコミュニティは国内では特殊で、ファウンダーが表に出ずに運営されています。

それが機能する理由として、メンバーの熱量が高いというのがあります。(GOROコミュニティは各自が勝手に動いているため、厳密には「運営」という概念はないが、osakanaさんのように中心的に動いているメンバーが、他コミュニティで言うところの運営に相当する。ここでは仮に「運営メンバー」としている)


例えば、コミュニティメンバーが「こういうのおもしろくない?」と発言すると、「じゃあ、私こういうことしますね」という声が上がるのです。

だったら僕がこれを整えたら面白いのでは?と思ったのが、運営メンバーになるきっかけでした。

GOROコミュニティでの活動は誰かの許可が必要ということもありませんし、発言も自由です。僕も現代アート集団の活動として、web2とweb3の透明性の違いを表現するためにマジックミラーカーを使用したフィジカルパフォーマンス『Magic Web3 car』の提案をしています。

web3のコミュニティであるDAO(*2)では、特定の誰かがリーダーになると成り立たないというか、正しくないと感じているのですが、GOROコミュニティはそれが成功していると思います。

(*2)web3で注目される新しい組織形態。参加者同士が自発的に協力し組織運営を行う。


ヒオキン:次にプルートさん(別幹部)にもGOROさんとの出会い、GOROの魅力を教えてもらいましょう。

プルート:Popopopo Pow!!

□インタビュイー:プルート氏(Xアカウント:@bplutodoko

GORO瞳孔ヒラキッパーズMC。ヒラキッパーズのプロジェクト戦略・展開の舵を取り、グループをリードしている。


●GORO氏との出会いは?

僕の場合は2021年7月16日にレインボーゴローのギブアウェイ企画に参加したのがきっかけです。当時のXポスト(旧ツイート)をまとめてきました。

< 当時のXポスト(旧ツイート)のまとめ by プルート この日のために準備万端>


そして、この無料NFTプレゼント企画の後に、GOROさんのRAPをXで見て、「hip-hopだ!と、これぞリアル!」と、とにかく響きました。

すぐにこのリリックを使い、GOROの二次創作としてGORO瞳孔ヒラキッパーズとして曲を作りました。

<当時のXポスト内容まとめ by プルート>


●プルートさんが感じるGORO氏の魅力とは?

GOROさんのファンにはクリプト(暗号通貨)ネイティブが多いです。GOROさんもコミュニティメンバーも、このWAGMI(*3)のノリが好きなんです。

(*3)「We are gonna make it.」の略で上手く行くことを意味する。

それと、GOROさんが全てにおいてオープンであることも魅力です。

例えば以前、GOROさんの「全てを失った」というXポストが流れてきました。

そんなの見たらゴロリアンはざわつきますよ!

それで何があったのか聞いたら、ルナショック(*4)で5万ドル失って、生活ができないと聞いて、ヒラキッパーズが動く訳です。

急遽、GORO瞳孔ヒラキッパーズで曲を作り、その売り上げを、GOROさんの生活費として渡すということもありました。

(*4)2022年5月、暗号資産「LUNA(ルナ)」と「UST(テラUSD)」の暴落が引き金となり、ビットコインを巻き込んで市場全体に混乱をもたらした出来事


次のゴロリアン MOKOさんにもお話を伺いました。

□インタビュイー:MOKO氏(Xアカウント:@cryptomoko92

GORO-DAOメンバー。サラリーマン生活で培った営業力と言語化能力を武器にGOROの魅力を分かりやすく伝える。


●MOKOさんの自己紹介。GORO氏の魅力とは?

いちゴロリアンです。実社会ではPOWPOW言っているサラリーマンです。プルートさんと同じく、無料NFTプレゼント企画からGOROさんを知りました。

当時の私は、様々なコイン(暗号通貨)を買って失敗を繰り返すという感じで、NFTは知っていましたが、好きな作品をテゾスチェーンで購入するのを楽しんでいるぐらいでした。

ある会がきっかけで、プルートさんに、GOROさんのこと教えてもらいました。プルートさんの話を聞いているうちに、GOROさんの勤勉でありながらレイジーな側面であったり、文脈主義でありながらもエンタメ要素を重視していたり、振れ幅がすごいなと思いました。GOROさんはこのギャップが魅力だと思います。

●思い出の作品は?

クイズバトルに勝ち抜いて購入できた作品の「HIKKIGORO」です。


GOROさんが突然出したクイズに、購入金額として入札した人が作品を購入できるものです。

「HIKKIGORO」の時は、今日の作品はこれ!というポストで、HIKKIが見えていたんです。

なので、これは自分の知っているアーティストのことだ!と狙いをつけて、予めウィキペディアでそのアーティストリサーチをしていました。

狙い通りのクイズが投稿され、一番早くビットでき購入できた作品です。

こんな具体で油断していると買えません。#油断するなというハッシュタグにはそういう意味合いも含まれていると思います。



●他にも思い出の作品はあるのか?

2022年のコレクションですが、すごく好きな作品です。

購入したBBZC(Bored Buddhist Zen Club)をゴロリアンが1枚バーン(*6)すると、GOROさんが自宅の庭に1cmずつ穴を掘るというアート作品です。

(*6)NFTを削除すること


<ゴロリアンがバーンしまくった結果、GOROさんが掘った穴>


さらに、GOROさんはこの掘ったときに出た土を、缶詰に詰めてGORO缶として販売しました。

このアート作品は、『プルーフオブワーク(PoW)(*7)の逆回転』になっているのです。(*7)暗号資産(仮想通貨)のブロックチェーンで採用されているコンセンサスアルゴリズムの一種。

トランザクションに応じて、現実世界でGOROさんが動くというアート作品なのです。

これもアート作品を引用していて、1缶2500万で飛ぶように売れたピエロマンゾーニのうんこ缶が引用元でした。

GORO缶は残りわずかですが、オフラインイベントなどで購入できますので、ご興味持たれた方は是非!

●まだあるんですか?

これが最後です。この作品は、2056年5月6日にリビール(*8)される作品 NeverNeverNfts です。GOROさんの学生時代の恋人、京子さんがモデルになっています。

(*8)NFTの絵柄を明らかにすること

リビールまでがすごく長いですが、見に行くたびに裏リビールが変わるという楽しみがあります。

GOROさんの作品は、クリプトネイティブが興奮するアイデアが作品に込められ惹かれる魅力が多いです。



●最終回に向けてosakanaさんからのコメント

今回話した3人は主要メンバーでもありますし、暗号通貨ショックを体験している、コミュニティでもエッジの効いたほうだと思います(笑)。

GOROコミュニティには、クリプトに惹かれた人や、クリプトに詳しくない人もたくさんいます。

メンバーはGOROさんのくれる、「ワクワク」や「ハラハラ」など先読みできない展開を楽しもうとしているので、コミュニティの熱量が保たれているのだと思います。

これを聞いて、GOROさんに興味を持った方はぜひ、GOROプロフィールのリンクからDiscordに参加してみてください。

次回もよろしくお願いします。ありがとうございました。

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