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KDDIとMawari、分散型インフラ事業のパートナーシップへ向けて基本合意書を締結 ~Mawariが提供するDePINプロジェクト参加企業にホスティング環境等の提供へ~

KDDI株式会社(以下、KDDI)と株式会社Mawari(以下、Mawari)は、空間コンピューティング時代の到来に向けMawariが構築する分散型インフラ(DePIN: Decentralized Physical Infrastructure Network)のインフラ運営パートナーにKDDIが就任する基本合意を締結しました。

 

空間コンピューティングやWeb3領域の技術革新が急速に進む中、これらの基盤を支える分散型インフラの整備がますます重要になっています。Mawariは、3DストリーミングやXRコンテンツ配信における軽量化と効率化に優れた分散型GPUネットワークを提供する企業として、こうした技術を支えるインフラの分散化と強化を目指しています。

 

本提携を通じて、KDDIはMawariネットワークの「ガーディアンノード」の運営者であるノードランナーに対して、インフラ運営パートナーとしてのホスティング環境を提供し、信頼性の高いインフラを提供します。これにより、ネットワーク全体の信頼性が向上し、各ノードランナーが安全かつ安定した環境でネットワークに参加できます。


ノードランナー参加企業候補

株式会社ビットメディア

東京都の「Tokyo 5G Boosters Project」で開発プロモーターを務めた企業です。デジタルインフラの最適化とデータ活用のノウハウを活かしてMawariネットワークの信頼性向上を支援します。

※株式会社インフォシティを代表とした連携体として、開発プロモーターに採択。(株)ビットメディアは、そのメンバーとして本事業に参画。

 

株式会社メタコード

伝統的な価値観や原則と最新のテクノロジーを効果的に融合させ、徳のある社会の実現を目指しています。DePINを活用して、スマートシティプロジェクトにおいても、そのビジョンを推進していきます。

テレポート株式会社

生成AIプラットフォームのスタートアップ企業で、「糸島サイエンスヴィレッジ」プロジェクトに関与。XRの活用を推進し、次世代スマートシティのXRコンテンツ配信を効率化・強化します。

有限会社未来検索ブラジル

メディアやデジタルコンテンツに特化した企業であり、Mawariネットワークを活用して次世代のコンテンツ配信モデルの模索に取り組んでいます。DePINでの新たな分散型インフラの構築に貢献していきます。

 

株式会社ディジティ・ミニミ

革新的なデジタルソリューションを提供する企業であり、独自サービスも運営。ハイレゾ音楽配信サービスのOTOTOYなど、独自の配信インフラを開発。Mawariネットワークに参画し、次世代のコンテンツ配信と分散型インフラ構築を推進しています。

 

株式会社Meta Osaka

デジタルイノベーションと大阪を中心に地域活性化に取り組む企業で、最新技術を活用したソリューションを提供しています。地域の特色を活かしながら、次世代のスマートシティやデジタルインフラの発展に寄与しています。

 

 

お問い合わせ先

Mawariのノード運営について関心をお持ちの方はこちらへお問い合わせください:takeo@mawari.co.jp

その他詳細については、こちらをご確認ください:Website | X | Discord | LinkedIn


(参考)

用語解説

DePIN (Decentralized Physical Infrastructure Network):物理的なインフラを分散型で構成したネットワークのことを指します。このネットワークは、複数の独立した「ノード」(個々の機器やサーバー)が互いに連携し合うことで運営されます。各ノードが独立しつつも協力して機能するため、全体として安定性や信頼性が向上します。

空間コンピューティング (Spatial Computing):物理空間とデジタル空間の統合を実現する技術。

ガーディアンノード(Guardian Node):没入型のリアルタイム体験に必要な高い基準を維持するために、「遅延」「帯域幅」「コンテンツ品質」などの重要なパフォーマンス指標を評価する役割を持つノード。ガーディアンノードがMawariネットワークを監視することで、ネットワークのパフォーマンスと回復力を高めます。

ノードランナー (Node Runner):データ処理や通信を担うノードの運営者で、分散型ネットワークの信頼性を高めます。

 

 

会社概要

株式会社Mawari

Mawari は、DePINによる空間コンピューティングのための分散型インフラネットワークと没入型コンテンツ配信の新しいスタンダードの確立に挑戦しています。Mawariネットワークは、コンピューティングノードのグローバルネットワークを通じて、没入型コンテンツのリアルタイム配信を実現します。Mawariは、XR を最適化することでユーザーに対して驚嘆と忘れられない体験を生み出し、クリエイターが視聴者にマスレベルで関わる方法に革命を起こしています。

 

Mawariネットワークは、次世代のインタラクティブメディアを強化するための基礎技術を開発し、仮想世界が物理的な現実世界とシームレスに共存する可能性を完璧に実現します。そのコア技術である「Mawari Engine」と「Spatial Streaming SDK」は、Mawariネットワーク上で動作します。Mawariネットワークは、空間コンピューティングのために「ストレージ」「帯域幅」「レンダリング」をリアルタイムで調整できる、世界初にして唯一のDePIN (Decentralized Physical Infrastructure Network) です。

 

既存のモバイル端末やコンテンツ配信ネットワークのレンダリング制限を超えて、Mawariのコンピューティングノードのグローバルネットワークは「バーチャルファッションショー」から「バーチャルライブ」に至るまで、すでにさまざまなプロジェクトで機能しようとしています。Mawariネットワークのピアーツーピア(特定のサーバーを介さずに直接データのやり取りをする方式)によるアーキテクチャは、コミュニティ中心の理念のもと、空間メディアストリーミングを拡張していくことを目的としています。

 

Mawari は、東京都が実施する「Tokyo 5G Boosters Project」に開発プロモーターとして採択された日清紡ホールディングス株式会社から支援先スタートアップに選定され、支援を受けています。

 

 ※5G技術活用型開発等促進事業「Tokyo 5G Boosters Project」:持続可能な新しい社会の実現を目指し、スタートアップ企業等による5G技術を活用したイノベーションの創出や新たなビジネスの確立を促進するため、東京都が民間事業者と協働してスタートアップ企業等の開発・事業化等を支援する事業。

事業WEBサイト https://www.5g-boosters-tokyo.metro.tokyo.lg.jp/

 

 

KDDI株式会社

KDDIは、5G通信を中心に、個人のお客さまには「au」、「UQ mobile」、「povo」のマルチブランドで展開し、法人のお客さまには「KDDI BUSINESS」のブランドで国内外に多くのサービスを提供しています。

 また当社は、2022年5月にKDDI VISION 2030「『つなぐチカラ』を進化させ、誰もが思いを実現できる社会をつくる。」を策定しました。このVISIONのもと、中期経営戦略(2022-25年度)では「新サテライトグロース戦略」を推進しています。「新サテライトグロース戦略」は5G通信とデータドリブン、生成AIをコア事業とし、成長を牽引する事業領域「Orbit1(DX/金融/エネルギー)」と、新たな成長に挑戦する事業領域「Orbit2(モビリティ/宇宙/ヘルスケア/Web3・メタバース/スポーツ・エンタメ)」に取り組み、さらなる事業拡大を推進します。

 KDDIはサステナビリティ経営を根幹に「新サテライトグロース戦略」とそれを支える経営基盤の強化を通じて、パートナーの皆さまと共に、社会の持続的成長と企業価値の向上を目指していきます。

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